こんにちは、RYO(@RYO_limeshouse)です。
先日、私が愛用しているチェアのメーカーである「AIMchair」より、ハイエンドモデルの「AIMchair Pro 」がリリースされるとのアナウンスがありました。


こちらが東京ゲームショウ2025にて展示されるとのことでしたので、実際に行って座ってきました!
また、チェアだけでなくデスクも開発中とのことなのですが、こちらも展示されており、色々とお話を伺いましたので、今回は両製品を実際に見てきた感想等をご紹介したいと思います。
今回まとめた情報は、口頭で聞いた情報をもとに執筆しているため、もしかしたら誤った情報が含まれている可能性があります。また、今後仕様が変更される部分もあるかと思いますので、その点ご了承いただけますと幸いです。
10年先も、この椅子で
現行の「AIMchair」のハイエンドモデルとして登場した「AIMchair Pro 」。
コンセプトは「10年先も、この椅子で」ということで、座り心地や機能はもちろん、耐久性もUPしているとのことです。
国際的なオフィス家具の品質基準をクリアし、自社でも10年使用を想定した独自の耐久試験を実施、すべての基準を満たしており、国内チェアメーカーとして最高水準となる「8年間保証」を標準で備えています。
価格は9万円台となっており、現行の「AIMchair」の倍近い価格となっていますが、8年間の保証があり、今後もずっと使い続けることができると考えれば、決して高すぎるという価格ではないのかなと思いました。
現行の「AIMchair」と「AIMchair Pro 」の違い
それではまず、現行の「AIMchair」と「AIMchair Pro 」にはどのような違いがあるのか見ていきましょう。
スタイリッシュな見た目はそのままに、調節できる箇所が増えた
調節できる箇所が増えると、操作用のレバーが増えたりと、見た目がごちゃごちゃしてしまいがちですが、「AIMchair Pro 」は、見た目がよりスタイリッシュになりながらも、調節できる箇所が増え、より快適な座り心地となりました。

現行の「AIMchair」になかった部分で言うと、ヘッドレストが高さだけでなく角度も変えられるようになったり、バックレストの高さ調節、リクライニングテンション調節ができるようになりました。
現行の「AIMchair」では、座面下についているノブを回すことで座面の高さ調節とリクライニングができましたが、「AIMchair Pro 」ではこれらの操作がアームレストに付いているレバーで行えるようになったことでこちらのノブがなくなり、さらにすっきりとした見た目になりました。

また、調整レバーが追加されたアームレストですが、リクライニングに合わせて角度が変わるようになっています。
写真が撮れなかったのですが、以前当ブログでご紹介した、SIHOOのオフィスチェア「DORO C300S」のような感じです。


アルミ合金フレームになり高級感UP
現行の「AIMchair」では背面のフレーム部分は樹脂となっていましたが、「AIMchair Pro 」は一部(下記画像の白い部分)がアルミ合金フレームとなっております。
アルミ合金フレームはそのままだとシルバーであるため存在感が出てしまいますが、「AIMchair Pro 」はこの部分にマット塗装をしており、落ち着いた見た目ながら高級感を感じられます。

また、素材が変わったことでホワイトの色味も変わりました。現行の「AIMchair」はオフホワイトという感じですが、「AIMchair Pro 」は明るめのホワイトとなっています。

ブラックの色味はこんな感じです。

ウレタンの密度UP&メッシュ座面も選択可能に
現行の「AIMchair」よりもさらにウレタン座面の密度がUPしています。
また、現行の「AIMchair」にはなかった、メッシュ座面のモデルも選択できるようになりました。

こちらも試座してきましたので、後ほど感想をご紹介します。
実際に座ってみた感想
座面の座り心地について
まず、現行の「AIMchair」よりもさらに密度がUPしたウレタン座面について。
手で押すと少し硬いと感じるくらい、密度がぎっしりしていて反発力がありました。ですが、座ってみると固さは感じず、柔らかいんだけど沈み込みすぎずしっかり反発してくれるという感じで、非常に座り心地が良かったです。
そしてメッシュ座面にも座ってきました。
こちらも柔らかいけど沈み込みすぎない絶妙な張り具合のメッシュとなっており、姿勢が後方に崩れてしまったり、お尻に体重がかかりすぎて痛くなったりということはありませんでした(あくまで試座なので長時間使用してみたらまた違う可能性はあります。)。
ウレタン座面とメッシュ座面、どちらがおすすめかといわれると難しいですが、個人的にはウレタン座面の方がおすすめです。
メッシュ座面も座り心地が良かったのですが、しっかりした密度による程よい反発感がありつつも柔らかいウレタン座面と比べると、少し劣ってしまうかなという印象でした。そのため、座ったときのお尻や腿裏の心地良さとしてはウレタン座面の方が個人的には好きでした。
ウレタン座面だとどうしても蒸れてしまうというデメリットはあるので、通気性を優先するのか、座り心地を優先するのかで選ぶことになるのかなと思います。
操作性について
座面の高さ調節、リクライニングの調節が手元で操作できるようになった「AIMchair Pro 」。

これはかなり快適でした。
座面の高さは一度設定したらあまり変えることはないかもしれませんが、リクライニングはそれなりの頻度で使う人も多いのではないでしょうか。
操作レバーが座面下に付いていると、体型によってはリクライニングした状態ではレバーに手が届かず、いちいち上体を起こして操作する必要がありますが、「AIMchair Pro 」は手元で操作が行えるので、非常に楽でした。
リクライニングテンション調節について
高級チェアに備わっていることが多いリクライニングテンション調節機能ですが、10万円を切る価格の「AIMchair Pro 」に搭載されています。座面下のダイヤルを回すことで、リクライニングの反発力が調整できるようになりました。

体重が軽めの人なんかは、リクライニングの際に結構力を入れないと背もたれが倒れないということもあるかと思います。そんな時にこの機能があると、簡単に倒せるようになり楽になります。
私は標準体型なので今までこの機能の必要性を感じたことがなかったのですが、今回初めてこの機能を使用してみて、標準体型の私にもあると嬉しい機能だなと感じました。
なぜそう思ったかというと、リクライニングの角度をロックせずに、リクライニングのテンションを調節して背もたれによりかかると快適に感じられたからです。
言葉で説明するのが難しいのですが、背もたれによりかかった際、背もたれをロックしているとぶつかって止まる感じになるのですが、ロックをせずにテンションを強めに調節しておくと、よりかかった際にふわっと少し後ろに倒れて、また元の角度に戻ってくる感じになり、これがなかなか快適でした。
無いと困る機能ではないのですが、こういった細かい快適さも向上している辺りが、さすがハイエンドモデルだなと感じました。
AIMdesk
次は開発中のデスクについてです。
こちらは電動昇降デスクかつ、モジュール式のデスクでした。
※モジュール式デスクとは、収納アイテム等のアクセサリーが用意されており、それを取り付けることでカスタマイズできるデスクのことです。


アクセサリーを取り付けることで、このように引き出しを設置したり、PCを吊り下げたりすることができます。

天板のサイズは120cm~160cmまで対応可能とのことです。
他社製品との違い
モジュール式デスクで一番有名なのが、「PREDUCTS」のデスクではないでしょうか。
天板裏に用意されたレールにアクセサリーが取り付けられるようになっており、数多くのアクセサリーも販売されています。

また、最近では「Rasical」のデスクも目にするようになりました。
こちらは天板裏にネジ穴があらかじめあけられており、そこにアクセサリーを取り付ける形の商品です。

このようなモジュール式デスクと、AIMdeskには、どのような違いがあるのでしょうか。
アクセサリーは天板ではなく脚に取り付ける
上記で例に挙げたモジュール式デスクは、あらかじめ天板に加工がされており、メーカー純正の天板を使用しなくてはならないのですが、AIMdeskは、天板ではなく脚のフレーム部分にアクセサリーを取り付ける設計となっているため、好きな天板を使用することができます。
他社製の天板でも良いし、自分でDIYした天板でも使えるため、好みの色やサイズがないという心配はありません。ここが一番大きな違いだと思います。

価格
「PREDUCTS」のデスクは天板だけでも7万円以上、脚を合わせると10万円を超えてきますし、「Rasical」のデスクは8万円以上となっているところ、AIMdeskは6万円台を予定しているとのことでした。
モジュール式デスクは単体ではあまり意味がなく、アクセサリーを別途購入して便利にカスタマイズしていくことでメリットを享受できるものであるため、その分費用がかかります。
そのため、6万円台と比較的低めの価格に抑えられているのはかなりありがたいです。
気になった点
一般的な昇降デスクのフレームは、コの字型やエの字型が多いと思いますが、AIMdeskはロの字型のフレームとなっています。
こうすることでフレーム部分にアクセサリーを取り付けられるようになっているのですが、天板下の周囲にフレームがあるため、モニターアームなどのクランプ式のアイテムを取り付ける際に邪魔になる可能性があるのかな?と思いました。
実際に見ているときはこの点に気づかなかったため聞きそびれてしまいました…。
手前側は天板とフレームの位置が揃っていて、クランプ式のアイテムに干渉しそうな予感です。

写真を見返すと天板の左右は少し余裕があるので取り付けができると思いますが、奥側は天板ギリギリにフレームがあるように見えるのでどうなのか…。この辺りは今後の情報を待ちたいと思います。


最後に
今回は、東京ゲームショウ2025にて「AIMchair Pro」と「 AIMdesk 」を実際に見てきて感じたことをまとめてみました。
今回が初めて両製品の実物を見られる機会だったので、少しでも気になっている方の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。