座り心地も耐久性も最強のゲーミングチェア|「AIMchair Pro」レビュー

こんにちは、RYO(@RYO_limeshouse)です。

私が愛用しているチェアの「AIMchair」の上位モデルとなる、「AIMchair Pro」がついに発売されました。

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実は先日、AIMchair公式YouTubeチャンネルの、AIMchairユーザーの部屋に実際に訪問するという企画の撮影が私の部屋で行われまして、その際に「AIMchair Pro」を持ってきていただき、座った感想等もお話したのですが、撮影協力の謝礼として、使用した「AIMchair Pro」をいただいてしまいました…!

そこで、今回は「AIMchair Pro」について、普段から使用している「AIMchair」との違いや、どちらがおすすめかなども含め、ご紹介していきたいと思います。

本記事でご紹介する製品はメーカー様よりご提供いただきましたが、思ったことをそのまま記載しています。

目次

「AIMchair Pro」のコンセプト

現行の「AIMchair」の上位モデルとして登場した「AIMchair Pro」。

コンセプトは「10年先も、この椅子で」ということで、座り心地や機能はもちろん、耐久性もUPしているとのことです。

国際的なオフィス家具の品質基準をクリアし、自社でも10年使用を想定した独自の耐久試験を実施、すべての基準を満たしており、国内チェアメーカーとして最高水準となる「8年間保証」を標準で備えています。

変な使い方をせず普通に使っている限り、絶対に8年間は使用できるため、10万円近いハイエンドモデルのチェアではありますが、安いチェアを何度も買い替えるよりも、結果的には経済的かもしれません。

開封&組み立て手順

開封

かなり大きな箱で届きます。部屋に運ぶのが難しそうだったので、玄関で開封し、パーツごとに運ぶことにしました。

「AIMchair」では少し梱包が気になりましたが、「AIMchair Pro」はしっかりと梱包されていました。

「AIMchair Pro」は座面と背もたれが一体となっているため、一般的なチェアと比べるとパーツがかなり少ないです。

組立て手順

背もたれと座面を連結する

上記のように座面と背もたれが一体となっているため、ねじ止めの必要がなく、差込口にカチッと音がするまで挿し込むだけです。

まずはツメが付いている部品の角度を少し変えます。

その後差込口に垂直にカチッと音がするまで挿し込みます。このようにツメが出るまで差し込み、完全に固定されればOKです。

キャスターを取り付ける

レッグフレームにキャスターを取り付けます。

ガスシリンダーを挿し込む

レッグフレームにガスシリンダーを挿し込みます。

座面下に脚部を取り付ける

ガスシリンダーの先端を座面下の差込口に挿し込みます。

今まで組み立てたチェアは全て、脚部を地面に置き、座面を持ち上げて挿し込むという方法だったので毎回大変でしたが、「AIMchair Pro」は脚部を取り付けたあとに起こすという方法だったのでかなり楽でした。

実は他のチェアもこの方法で問題なかったのでしょうか…?

ヘッドレストを取り付ける

「AIMchair Pro」にはヘッドレストありのモデルとなしのモデルがあり、なしのモデルの場合は先ほどの手順で完成です。今回私はヘッドレストありのモデルのため、ヘッドレストをねじで取り付けて完成です。

完成

完成したものがこちらです。

各機能の紹介

背もたれの高さ調節

背面のレバーを操作しロックを解除することで、背もたれの高さを調節することができます。

高さ最大
高さ最小

また、ロックを解除して使用すると、リクライニングした際に背もたれが体に合わせて追従してくれます。

3Dアームレスト

アームレストは高さ以外にも、前後・回転の調節が可能です。

高さ最小
高さ最大
前最大
後ろ最大
回転外側
回転内側

また、アームレストが座面ではなく背もたれと一体になっているので、リクライニングしたときにアームレストも一緒についてきてくれます。

リクライニングテンション調節

座面下のダイヤルを回すことで、リクライニングの際の反発力を調節することができます。

体重が軽めの人なんかは、ただもたれるだけだと背もたれが倒れず、力を入れる必要があるということがあるかと思います。そんな時はこの機能を使い反発力を弱めれば、楽に倒れるようにすることができます。

ヘッドレストの高さ調節

ヘッドレストは4段階の高さ調節が可能となっています。

リクライニング

リクライニングは3段階の調節が可能となっており、左のアームレストに付いているレバーを操作することで調節できます。

座面の高さ調節

座面の高さは右のアームレストに付いているレバーを操作することで調節できます。

座面の奥行調節

座面左下のレバーにより、座面の奥行が調節できます。

使ってみた感想

使ってみて感じた、良い点、気になった点をご紹介します。

良い点気になった点
・組立てが簡単
・座り心地が良い
・手元で操作ができる
・リクライニングテンション調節が快適
・高級感のある見た目
・ヘッドレストの角度が変えられない
・アームレストの調節の自由度が少ない
・アルミ合金フレームは冬は冷たい

以下、詳しく見ていきます。

良い点

組み立てが簡単

まず最初に感じたのが、組み立てがかなり簡単だったという点です。

一般的なチェアと比べると、座面と背もたれをねじで固定する必要が無かったり、アームレストも最初から一体となっており組立ての必要が無かったりと、手順も労力も少なくなっているため簡単で驚きました。

何も組み立てなくても最初からこの状態です。

「AIMchair Pro」は力に自信がない方でも簡単に一人で組み立てられると思います。

座り心地が良い

「AIMchair」も座り心地はかなり良かったのですが、「AIMchair Pro」はさらに座り心地が良くなっています。

座面の密度がUPし、生地もより触り心地が良いものになっています。写真だとなかなか伝わりづらいかと思うのですが、「AIMchair」は押した部分の周囲も少し沈むのに対し、「AIMchair Pro」は押した部分だけが沈みます。

AIMchair
AIMchair Pro

すごくふかふかしているのに、沈み込みすぎずしっかり反発してくれるという感じで、とても快適です。

※ ウレタン座面は取り外せるようになっており、今後交換用の座面が販売される予定とのことです。

背もたれのメッシュについては、個人的には「AIMchair」の方が柔らかく触り心地が良く感じるのですが、座り心地としては「AIMchair Pro」の方が良く感じます。

「AIMchair」の方がメッシュ生地が柔らかいため、座って体を預けたときに全体が沈む感じがあります。「AIMchair Pro」は「AIMchair」よりも張力が強めになっており、沈み込みすぎず、より快適な座り心地です。

AIMchair
AIMchair Pro

手元で操作ができる

「AIMchair Pro」はアームレストにリクライニングと座面の昇降の調節レバーが付いており、手元で操作ができるので非常に楽です。

左がリクライニング
右が座面の昇降

実は私が会社で使用しているオフィスチェアが、このように手元で操作ができるものでして、これすごく便利だよなと思っていたので、今回「AIMchair Pro」が同様の仕様となりテンションが上がりました。笑

座面下に調節レバーが付いている一般的なタイプだと、レバーを操作するために少し背もたれから体を離さないと届かないことが多いですが、手元で操作できると体勢を変えることなく操作できるのでとても快適です。

リクライニングテンション調節が快適

リクライニングテンション調節は、標準体型の人にはあまり意味がないのではと思われるかもしれませんが、実はあると快適さが増す機能です。

リクライニングのテンションを強めに調節して背もたれによりかかると、よりかかった際にふわっと少し後ろに倒れて、また元の角度に戻ってくる感じになり、これがなかなか快適です。

言葉だとうまく伝わらないかもしれませんので、良かったらこちらの動画の8分26秒~をご覧ください。

無いと困る機能ではないのですが、こういった細かい快適さも向上している辺りが、さすがハイエンドモデルだなと感じました。

高級感のある見た目

アルミ合金フレームとなり耐久性が大幅に向上しましたが、見た目の高級感もUPしています。

特に自然光が当たっているときの見た目が格好良くてとても気に入っています。

アルミ合金フレームはそのままだとシルバーであるため存在感が出てしまいますが、「AIMchair Pro」はこの部分にマット塗装をしており、シックで落ち着いた雰囲気ながら高級感のある見た目となっています。

気になった点

ヘッドレストの角度が変えられない

ヘッドレストは高さの調節のみとなっており、角度を変えることができません。幸い個人的には角度を変えなくてもちょうど良い位置にあるのですが、世の中には角度を変えられるチェアも多くあるので、価格帯を考えると調節できた方が嬉しかったかなと思いました。

アームレストの調節の自由度が少ない

アームレストについては、「AIMchair」では4Ⅾだったところ、「AIMchair Pro」は3Dとなっており、左右に動かすことができなくなってしまいました。

AIMchairではこのように左右に動かすことが可能でした。

私は特に問題ありませんが、肩幅が狭い人などは、左右にも調節ができてもう少し内側にできた方が使いやすいかもしれません。

リクライニング等が手元で行えるようになったことからか、機構上やむを得ず3Dになったとのことですが、上位モデルということで、調節できる箇所が減ってしまったのは少し残念なポイントなのかなと感じました。

また、水平になるまで回転できたり、360°回転できるチェアも存在するので、回転の自由度ももう少しあると嬉しいと感じる人も多いかと思います。

アルミ合金フレームは冬は冷たい

「AIMchair Pro」はレッグフレームもアルミ合金となっているため、足が触れたときに冷たいです。私はレッグフレームに足を乗せる癖があるのですが、今の季節だとちょっと辛いです。笑

樹脂のAIMchair
アルミ合金のAIMchair Pro

「AIMchair」と「AIMchair Pro」の比較

「AIMchair」と「AIMchair Pro」のどちらを購入するか悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。以下では、そんな方のために、「AIMchair」と「AIMchair Pro」の違いをご紹介します。

調節できる箇所の比較

「AIMchair」ではできなかった、バックレストの高さ調節と、リクライニングテンション調節ができるようになりました。その他の調節箇所は「AIMchair」と同様ですが、アームレストのみ4Dから3Dとなっています。

外観の比較

「AIMchair」では背面のフレーム部分は樹脂となっていましたが、「AIMchair Pro」は、背面の一部とアームレスト、脚部がアルミ合金フレームとなっています。

樹脂からアルミ合金フレームとなったことで、耐久性、高級感がUPしています。

AIMchair
AIMchair Pro

キャスターの見た目も格好良くなりました。ちなみに、キャスターは「AIMchair」ではナイロンとポリウレタンの混合だったのに対し、「AIMchair Pro」では完全ポリウレタン製となったことで、滑りの滑らかさや静穏性も向上しているとのことです。

AIMchair
AIMchair Pro

また、「AIMchair」では、座面下についているノブを回すことで座面の高さ調節とリクライニングができましたが、「AIMchair Pro」では、これらの操作がアームレストに付いているレバーで行えるようになったことで、こちらのノブがなくなり、さらにすっきりとした見た目になりました。

AIMchair
AIMchair Pro

色味にも少し違いがあります。私の使用しているブラックはそこまで色味の差がないのですが、ホワイトは結構差があります。

こちらは先日東京ゲームショウにて撮ってきた「AIMchair」のホワイトモデルと、「AIMchair Pro」のマットホワイトモデルの写真です。「AIMchair」の白はオフホワイトという感じの色味ですが、「AIMchair Pro」の白は明るめのホワイトとなっています。

AIMchair
AIMchair Pro

選択肢が増えた

「AIMchair」の座面はウレタンのみで、ヘッドレストなしのモデルはないのですが、「AIMchair Pro」は、ウレタン座面だけでなくメッシュ座面バージョンも新たに登場し、ヘッドレストの有無も選択できるようになりました。

東京ゲームショウ2025にて展示されていたメッシュ座面のヘッドレストなしモデル

カラーに関しては、「AIMchair」はブラック、ホワイト、オールホワイトの3色のところ、「AIMchair Pro」は、マットブラック、マットホワイトの2色となっており、白基調のモデルがなくなってしまいました。ただ、今後の販売状況次第ではカラー展開が増える可能性も高いと思われます。

一応、オールホワイトモデルは製作する方向で動いているようなので、オールホワイトが欲しいという方は、もう少し待ってみても良いかもしれません。

「AIMchair」と「AIMchair Pro」どちらがおすすめ?

座り心地だけで言えば、間違いなく「AIMchair Pro」がおすすめです。ですが、「AIMchair」の上位モデルということで、本当に価格差分の価値があるのかという点が気になる方も多いかと思います。

では、私は価格差分の価値があると思うのかと聞かれると、正直回答が難しいというのがホンネです。というのも、私自身はチェアの原価や製造コスト等の知識が無い一消費者なので、ウレタン座面の密度がアップしたからこれくらい価格が上がるのは妥当だとか、アルミ合金フレームになっていたり、この機能があるならこの価格も仕方ないよねといったことはわからないためです(ちなみに、開発者の中井さんによると、「AIMchair Pro」の機構や素材を使うと一般的には15万円~16万円くらいの価格が相場だそうです。)。

そんな私がすごいと感じたポイントがあります。それは、保証期間の長さです。

「AIMchair」は保証期間が1年間なのですが、「AIMchair Pro」は、なんと8年間の保証が付いています。価格は倍ですが、保証期間は8倍です。

また、「AIMchair Pro」には、リクライニングテンション調節機能や、ランバーサポートとアームレストがリクライニング時に追従するなど、多くのチェアには備わっていない、無いと困るわけではないけど、あるとより快適になる機能が備わっています。操作が手元で行えるという点も快適なポイントです。

個人的には、こういった細かい部分の快適さにもこだわっている点が「AIMchair Pro」の魅力だと思います。

毎日長時間座って作業するから、とにかくチェアにはこだわりたい。人より長く座っているので耐久性が心配、しっかりと長く使えるチェアが欲しいという方などは、予算が許すなら「AIMchair Pro」を選ぶことをおすすめします。

そこまで長時間座るわけではないけど、ある程度快適でしっかりしたチェアが欲しいという方や、現在安価なチェアを使用していて、しっかりしたチェアへの買い替えを検討しているという方、また、どんなに良いものであってもチェアに10万円近い金額は出せないという方は、「AIMchair」をおすすめします。

正直、「AIMchair」も座り心地はかなり良いので、座り心地に細かいところまでこだわりたかったり、「AIMchair」と同価格帯のチェアからさらにアップグレードしたいという方でなければ、「AIMchair」でも十分満足できるかと思います。

最後に

今回は、「AIMchair」の上位モデルである、「AIMchair Pro」をご紹介しました。

とにかく座り心地が良く快適なチェアですので、是非試していただきたいです…!

現在【e☆イヤホン秋葉原店】の7階のゲーミングフロアにて、ウレタン座面のヘッドレストありモデル(マットホワイト)と、メッシュ座面のヘッドレストなしモデル(マットブラック)が展示されています。

現状「AIMchair Pro」を試座できる場所はこの場所のみとなっておりますが、「AIMchair」は現在これだけ試座できる場所があるので、「AIMchair Pro」も今後色々な場所で試座できるようになることでしょう。

秋葉原に立ち寄った際は是非「AIMchair Pro」を試してみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございました!

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