こんにちは、RYO(@RYO_limeshouse)です。
先日レビューした衣類スチーマーの『Morus V6』ですが、進化版となる『Morus V3』という商品が、応援購入サイトMakuakeにて予約販売を開始したとのこと。
片手でサッと使える気軽さはそのままに、香り付け機能が搭載されるなど、前作の『Morus V6』からは色々と進化しているのに、価格が何と9,980円(一般販売予定価格)と前作の約半額となっているというから驚きです。
Makuakeでは、予約販売の開始から3日間ほどで応援総額が1,000万円を突破する人気ぶりだそうです。
今回は、そんな衣類スチーマー『Morus V3』についてレビューしていきます。

『Morus V3』の概要

『Morus V3』の概要は以下の通りです。
『Morus V3』商品概要 | |
消費電力 | 900W |
電源 | 100Ⅴ(50‐60Hz共用) |
重量 | 850g |
電源コードの長さ | 1.8m |
スチーム噴出時間 | 連続約30分 |
スチーム量 | 最大約16g/分 |
立ち上がり時間 | 約30秒 |
注水量 | 350ml |
カラー | アッシュネイビー/リネンベージュ |
カラーはアッシュネイビーとリネンベージュの2色があり、今回私はリネンベージュを選びました。

本体以外に、説明書、毛取り・香り付け用アタッチメント、香り付け用セラミックパッドが入っています。

『Morus V3』の特徴
まずは『Morus V3』の特徴についてご紹介します。
吸引しながらスチームを出してくれるため、片手で操作可能
通常の衣類スチーマーと違い、吸引機能があるため、衣類を引っ張りながら操作をする必要がなく、ハンガーに吊るした状態で片手だけで使用できるので、火傷の心配も少ないです。

かなり手軽に使用できるのに、しっかりとシワを伸ばしてくれます。

アロマオイル等による香り付け機能
お気に入りのアロマオイルや香水を楽しめるフレグランス機能が搭載されています。
特製のセラミック素材を採用した香り付けパッドが付属しており、ここにアロマオイル等を付けて使用することで、衣類にその香りを付けてくれます。

スプレー式のフレグランスとは違い、ミクロンサイズの香り分子を高温スチームとともに繊維の深層部まで届けることで、衣類の内側から自然な香りが一日中広がり、香りも長時間持続するようです。
自立式なのでかさばらない
前作の『Morus V6』とは違い、スタンドを使わなくても自立してくれるため、作業中にちょっと疲れたらその辺に置くこともできます。

『Morus V6』もスタンドを手元に置いておけば簡単に休憩できるのでそこまで気にはなりませんでしたが、特定の場所だけではなくてどこにでも置けるというのは結構楽です。地味ですが大きなメリットに感じました。
また、収納する際にスタンドの分かさばらなくなったのも嬉しいポイントでした。
消臭、除菌、ダニや花粉の除去も可能
高温のスチームにより消臭、除菌ができて、吸引機能のおかげでダニや花粉、ホコリなどを吸い取ってくれます。
自宅での洗濯が難しいスーツや厚手のアウターなどに使用することでニオイ等が気になりにくくなりますし、枕やクッションなどのお手入れにもおすすめです。

ペットの毛も取れる
毛取り・香り付け用アタッチメントを付けて使用することで、ダニや花粉、ホコリ以外にも、ペットの毛も取り除くことができるようになります。

前作の『Morus V6』ではペットの毛は取れなかったので、猫と暮らす私にとってこれは嬉しいポイントです。
使用方法
それでは、使用方法について見ていきましょう。
タンクに水を入れる
まずは本体下についているタンクに水を入れます。タンクの上についているボタンを下に下げ、タンクを取り外します。


取り外せたら、蓋を開けて給水していきます。


電源を入れる
コンセントに挿し込めば自動的に電源が入ります。
電源が入ると、最初は背面のランプが青色に点滅します。約30秒後、点滅が止まったら余熱完了です。

吸引のON、OFFを選択し、スチームをあてる
余熱ができたら、まずは数秒間スチームを噴射すると製品内部の水の流れがスムーズになるようです。その後、背面のボタンで吸引のON・OFFを設定し、衣類にスチームをあてていきます。


吸引機能を使えば、片手で楽々アイロンがけができます。

タンクに残った水を捨てる
使い終わったら、まず、タンクに水が残っていたら捨てます。

給水口の横に排水口があるので、ここも開けるようにしましょう。


給水口だけを開けて捨てようとすると、この高さの分水が残ってしまい捨てきれないので注意が必要です。

スチームを出し切る
その後、タンクを外した状態でスチームを噴射し、本体内部に残っている水を出し切ります。

スチームが出なくなったらコンセントを抜き、本体が冷めるのを待ち、タンクを元に戻します。
フィルターを掃除する
使用後は、定期的にフィルターのお手入れもしましょう。
下部の蓋をスライドさせて外すと、吸引したホコリ等がフィルターに溜まっているので、取り除きます。




まるごと水洗いができるので、衛生的です。
『Morus V6』との比較
次に、前作の『Morus V6』とどのような違いがあるのかについてみていきましょう。
『Morus V6』 | 『Morus V3』 | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
重量 | 959g | 850g |
電源コードの長さ | 2.4m | 1.8m |
スチーム噴出時間 | 連続約10分 | 連続約30分 |
スチーム量 | 最大約20g/分 | 最大約16g/分 |
立ち上がり時間 | 約20秒 | 約30秒 |
注水量 | 170ml | 350ml |
吸引機能 | 強・弱・offの3段階 | ON・OFFのみ |
香り付け機能 | × | 〇 |
スチームの量の調節 | ボタンを押す強さにより可能 | × |
糸くずフィルター | 専用のブラシでお手入れ(取り外し不可) | 取り外して水洗い可能 |
ペットの毛 | 吸引できない | 吸引できる |
自立 | × | 〇 |
価格 | 定価:19,800円 | 一般販売予定価格:9,980円 |
価格が約半額になったということもあり、スチーム量や吸引力の調節ができなくなったりと、削られている機能もあります。
シルクやシフォンなどの繊細な素材や、、刺繍やビジューが付いたアイロン台ではプレスできないデリケートな衣類に使いたいという方には、スチーム量や吸引力の調節ができる『Morus V6』の方が良いかもしれません。
『Morus V6』についてはこちらで詳しくレビューしていますので、気になった方はこちらをご覧ください。

下記に、個人的に変化を大きく感じた部分をいくつかご紹介します。
水タンクの給水口が大きくなった
個人的にはこれが一番嬉しい変化でした。
『Morus V6』は給水口が小さく、漏斗を使用して少しづつの給水しかできなかったのですが、『Morus V3』は給水口が大きくなり、蛇口から直接給水ができるようになったため、短時間で給水ができ、給水の際のストレスがなくなりました。


ペットの毛が吸引できるようになった
毛取り・香り付け用アタッチメントにより、『Morus V6』ではあまり吸引できなかった、ペットの毛も吸引できるようになりました。
我が家にはもふもふの長毛猫がいるので、衣類は常に毛だらけです…。

ペットの毛って吸引機能だけではなかなか除去できないのですが、このアタッチメントは上部がブラシのようになっており、付着した毛を浮かして吸引してくれます。

ビフォーアフターがこんな感じ。


完璧に取りきることはできないのですが、シワ伸ばしついでに毛も除去できるので、出かける前に必ず使うコロコロの使用枚数を減らせそうです。
外観
見た目もだいぶ変わっています。

個人的には、『Morus V6』の見た目の方がスタイリッシュで好みでした。スタンドなしで自立させようとするとこのデザインのままでは難しかったのだとは思いますが…。
気になった点
総合的にみると前作から改善されている点の多い『Morus V3』ですが、私が前作で気になっていた部分はあまり改善されていませんでした…。そのあたりも含め、いくつか気になる点をご紹介します。
コードの長さがもう少し欲しい
『Morus V6』では2.4mあった電源コードですが、『Morus V3』は1.8mと短くなりました。個人的には2.4mでももう少し長さが欲しいと思っていたので、残念な変更となってしまいました。
確かに衣類だけならそこまで長さは必要ないのかもしれませんが、ソファ等に使おうと思うとコードが届かないんですよね…。

冷めたかどうかのお知らせはない
こちらは前作から気になっていた点ですが、特に変更がありませんでした。
本体が冷めたことに対するシグナルがないので、手を近づけたりしないと判断できません。安全のためにも、何かしらのお知らせがあると嬉しいです。
重さが気になる
重さに関しては、959gから850gとなり、約100g軽くなっています。
しかし、水タンクの容量も増えたため、使用中の重さは『Morus V3』の方が重く、使用していると腕や肩に疲労を感じます。
また、形状が変わったことにより、手首に負担がかかる感じも気になりました。
衣類に対して水平に当てようとすると、『Morus V6』は手首をニュートラルな状態で使用できるのですが、『Morus V3』は手首を曲げる必要があり、長時間の使用はしんどいかなと思いました。


毛取りと香り付け機能は相性が悪い?
今回新たに付属する、毛取り・香り付け用アタッチメントにより、アロマオイル等を使用して衣類に香り付けができたり、ペットの毛も吸引できるようになったわけですが、ペットによってはアロマオイル等は有害なので、この2つの機能の組み合わせはどうなんだろう、と感じてしまいました。
犬は、アロマの種類等によっては使用しても問題ないと言われていたりもしますが、猫は基本的にNGです。また、ウサギやフェレット、鳥といった小動物たちにもよくないと言われています。
猫と暮らす我が家にとって毛取り機能は非常に助かるのですが、香り付け機能は使うことがなさそうです…。
最後に
今回は、衣類スチーマー『Morus V3』をご紹介しました。
前作から改良されている点も多くあるのに、価格は約半額となっており、Makuakeの応援購入ならさらにお安く購入できるため、気になった方は是非チェックしてみてください!
